まったりAI勉強記

AI(人工知能)について、特にゆかりがあるわけでもない社会人が、まったりとAIについて勉強していく勉強日記です。

「歴史思考」を読んでみた!(読書感想)

どうも、カタミチです。

今回は、読んだ本の感想&紹介をしたいと思います。AIの勉強とはあんまり関係ない本ですが、ときどきそういう記事も挟もうかなー、と思っています。

今回読んだ本はこの本です。

世界史を俯瞰して、思い込みから自分を解放する 歴史思考

実はこの本、今日(3/30)発売なんですが、予約購入するほど待ちわびていました。というのも私、この本の著者である深井龍之介さんがメインスピーカーである「コテンラジオ」という歴史系のPodcast番組の大ファンなんです。

COTEN RADIO コテンラジオ オフィシャルサイト

この番組、基本的な構成は、ひとつの歴史的な出来事やひとりの偉人にフォーカスして語り尽くすスタイルなんですが、その出来事や偉人が登場してくるまでに7割くらいの時間を消費するというのが特徴的です。

その出来事が起こった背景やその偉人が生まれてくる時代背景が分からないと、本当にその出来事や偉人を理解することはできない!っていうコダワリというか信念を感じさせてくれます。深井さん以外にも、ヤンヤンさん、樋口さん、それから最近では室越さんといった人たちが参加していて、絶妙なバランスでハーモニーを奏でている様子がとても心地よい番組です。

Podcastなので、過去回含めて聞き直しができるので、暇があれば2周目・3周目…と聞くほど好きなんですが、単に歴史に詳しくなるってだけじゃなくて、無機質だと思っていた「歴史」という舞台に、その時代その時代の「人」というものの息遣いを感じさせてくれるというのが魅力なんですよねー。そのうえで、深井さんの洞察と、その洞察をが非常に示唆を与えてくれる…というのでハマってる理由です。

 

「歴史思考」読後の感想

さて、本の感想の前に前置きが長くなってしまいました(汗)

まず本書は、文体がライトで、ラジオと同じような軽妙な語り口なので、サクサク読めますね。基本的に私は遅読なんですが、一気に通読できました。ちなみに途中途中に、緩めの挿絵が挟まっているんですが、ガンディーの絵がコテンラジオのヤンヤンさんに見えました(どうでもいいわ)

本書を通じたテーマは、

「メタ認知」という概念を持つことで、悩みなんて吹っ飛ぶよ!

というものでした。この「メタ認知というのが何なのか?」について、コテンラジオで登場したエピソードをギュッと凝縮したうえで、「メタ認知」を理解しやすい順に並べたのがこの「歴史思考」という本だ、というのが私の理解です。

コテンラジオ未履修の方は、まず本書を読むことで何となく気が楽になると思います。で、より深く理解したいという気持ちになった場合にはやっぱり、コテンラジオを聞くのがオススメですね。ただ、コテンラジオを全話聞こうと思うと相当な時間がかかるので、まずはこの歴史思考から読んでみる…と、そんな感じですかねー。

なお、コテンラジオ履修済みの私としては、「改めて文字で読めて感動した」というのが感想ですかね〜。コテンラジオで深井さんに触れる機会というのが、音声メディアだということもあり、活字で触れられて新鮮でした。また、上で書いたようにエピソードが凝縮されているので、ラジオの内容を思い出しながら読むことで、振り返りができた感じがします。

ちなみに、ひとつ感慨深かった箇所を上げるとするならば、アン・サリヴァンとヘレン・ケラーの章ですかね。ラジオでは2人とも主役として取り上げていましたが、本書ではアン・サリヴァンのみが章の扉を飾っていました。「ヘレン・ケラーもすごいけど、実はアン・サリヴァンすごいよね」とラジオで言っていたことを、本では強調した感じになっていて、「思い」を感じましたねー。

 

ということで

「歴史思考」。期待どおりの良書で、とても満足でした。

あと、コテンラジオではサポーターを募集(「COTEN CREW」って名称)してるので、本書をきっかけにコテンラジオにハマった方は、サポーターになるのも良いと思います。ちなみに、私もCOTEN CREWです(^-^)

ではまた。