どうも、カタミチです。
今日もまた、用語の違いについての勉強です。
「日本というものを深く知りたければ、多くの外国とそこに暮らす人々を知るべし。そうすることで逆に、日本というものが浮かび上がってくる」というのはよく言われるところですが、AIというものを理解するために、なんか似た雰囲気のあるものとの違いを理解するというのが、より深い理解へつながる道なんじゃないかなー、ということで今回はRPAとの違いを調べてみました。
まずAI。Artificial Intelligenceの略ですね。かっちりと定義はコレ!と決まっているわけではないみたいなんですが、前回の記事に書いた…
知的な機械、特に、知的なコンピュータプログラムを作る科学と技術
としておきます。
一方のRPA。Robotic Process Automationの略で、NRIの用語解説(RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション) | 用語解説 | 野村総合研究所(NRI))によると…
これまで人間のみが対応可能と想定されていた作業、もしくはより高度な作業を、人間に代わって実施できるルールエンジンやAI、機械学習等を含む認知技術を活用して代行・代替する取り組み
とあります。
…RPAの説明の中にAIが出てきましたね(汗)
これらの説明から見るに、ものすごく端的に言うとAIは技術で、RPAは取り組みってことですね。例えて言うなら「ダイエット」という取り組みに対して「基礎代謝アップ法」という技術・方法を採用する場合の、ダイエット=RPA、基礎代謝アップ法=AIって感じですかねー(余計分かりにくいわ)
AIにとってのRPA
AIの立場に立って考えると、AIを実社会で活用するための取り組みのひとつとしてRPAがあるということになりますかね。まぁ、今のところの私の狭い視野では、「人間のみが対応可能とされていた作業を代行する取り組みであるところのRPAで、AIの技術が使える!」と言われたときに、「…逆に、AIの使い道って他にあるんだっけ?」という状態なので、そのあたりは深く勉強していきたいと思っているところです。ただまぁ、RPAがAIの技術の大きな使い道のひとつであることは間違いないでしょうね。
RPAにとってのAI
逆に、RPAの立場に立って考えると、RPAの取り組みを実現するための手段のひとつがAI、ということになりますかね。他にどんな手段があるのか?という問いへの回答は、引用した説明文の中にありました。「ルールエンジン」ですね。
RPAには、3つの段階(ステージ)があると言われているようです。
まず第1ステージが、この「ルールエンジン」を用いる段階。事前に設定されたルールに従って作業が自動化されるというものです。永遠に同じ作業が同じルールで実施できる場合はこれで十分なのでしょうが、作業が変わったりするケースでは、変わる都度ルールも変更しなければなりません。
次に第2ステージ。AIと連携することで、AIが分析を行う段階。AIが分析を行うため、イレギュラーな状況への対応も可能になるようです。この段階のRPAは、EPA(Enhanced Process Automation)と呼ばれることもあるようです。
最後に第3ステージ。受けとったデータに合わせて、AIが自ら分析手段・適切なアウトプットまで考え、作業フローを自ら構築するところまで可能となる段階。この段階のRPAは、CA(Cognitive Automation)とも呼ばれるようです。
…果たして、2021年12月現在、世の中はどのあたりのステージまで来てるんですかねー。第2ステージには来ていると思いますが、広くあまねく多くの企業・団体・個人に普及しきっている…という印象は無いので、第2ステージの途中段階なんですかね。
また、そもそも第3ステージは訪れるんですかねー?限定的な分野では既に辿り着いたりしているんだろうか…(ふむ)。いわゆる「シンギュラリティ」という言葉ともつながりそうな、期待と不安が入り混じりそうなステージですね。
ということで
徐々にAIというものの輪郭が分かってきました。このあたり、もうちょっと勉強したいとは思いますが、ボチボチ「AIで何ができるのか?」という視点でも調べ始めようかなー、と思い始めています。
ではまた。